スパルタ英語・英会話 NCC綜合英語学院

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英語・英会話 リーディングプラザ


中級◇問題(2)

次の英文を日本語にしてください.人と嘘について述べた文章からの一文です.

[STEP-4] 解説を読んで読み方のコツをつかみましょう.

Many of these are harmless lies that allow us to get along with one another.


この英文の harmless lies that allow us to get along with one another のところを関係代名詞の that を無視して直訳すると「害のない嘘は人にお互いにうまくやっていくことを可能にする」となりますが この日本語に何となく違和感を覚える人もいるのではないでしょうか. それは,意志をもたない無生物(ここでは lies)が主語となって,他のもの[とりわけ人(ここでは us)]に働きかける、というような表現の発想は、本来日本語には馴染みのないものだったからにちがいありません. ところが英語では,このような発想にもとづいた文はきわめてありふれているのです. この日本語・英語間の発想の食い違いのために,英文読解において日本人がとまどうような状況が生まれることがあります.
この「意志をもたない無生物が主語となって、他のものに働きかける[影響を及ぼす」構文は「物主構文」とか「無生物主語構文」と呼ばれ、典型的には<無生物主語+他動詞+人目的語>の形で表されます. そして,この構文に対しては,直訳をすると非常にぎこちない不自然な日本語になってしまうので,次のような訳出法を用いると日本語の表現の発想にしたがった自然な訳文を作ることができるとされてきました. それは,「無生物主語を副詞的におきかえて訳し、目的語を訳文の新しい主語にする」といった訳出法です. 「副詞的におきかえて訳す」というのは例えば「…なので」「…すれば」「…しても」といったように訳すことです. この訳出法で訳してみると下のようになります.
"無生物主語は副詞に,人目的語を主語に"

[解答例]

こういったうその多くは害のないもので,そのおかげで人はお互いにうまくやっていけるのだ.

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