英検2級の学習法
      
      
       
      
      2級のレベルは高卒程度とされ、その対策はセンター試験対策にも通じると言われるように、2級合格はきわめてオーソドックスな勉強法で十分に可能です。それは、センター試験で高得点を獲得するのに特別な対策が必要でないのと同じです。 
      
      語彙力強化に当たっては、次の2点に注意してください。 
      
        
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	     1. リーディングの速度を上げるためには、文中における意味が即座に理解できる語を増やす必要があります。つまり、語彙の習得は単語を見た瞬間に意味が分かるレベルにまで仕上げなければならないということです。そのためにはいかに繰り返すかがポイントになります。 
	    2. リスニングのためのボキャビルということも考えなければなりません。単語を覚える際には単語の音と意味をリンクさせることも忘れないようにしましょう。復習するときにも、単語を見てではなく、聞いて意味を思い浮かべることができるかどうかを必ず確認することをお勧めします。 
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      語彙問題対策
      
        筆記試験1番の語彙問題には、定番の単語集を一冊仕上げることで対応しましょう。単語集の使い方についてヒントを2つ記しておきます。 
      
        
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	     1. 1つの単語を完璧に覚えてから次に進むというやり方よりも、まとまった量の単語全体を何度も繰り返すというやり方のほうが単語を記憶に定着させる上で効果的です。 
	    2. 1回目はできるだけ早く単語集の最後まで目を通し、知っているものと知らないものとに分ける作業を行ってください。2回目以降、知らない単語を覚えていくことになりますが、最初の数回は派生語などを飛ばし、単語の意味だけに絞って覚えていきましょう。 
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      文法・構文は単に知識としてだけでなく、それを使いこなせる力も身につけることがライティングやスピーキングの土台を作る上で欠かせません。ここで効果的なのは音読です。文法・構文の参考書を読んで内容を理解したら、そこに載っている例文を繰り返し音読しましょう。文法・構文の勉強は、例文の音読にできるだけ多くの時間をかけるようにすることが大切です。 
      
      長文読解を苦手とする人が力をつけるには、読んですらすら分かる英文を1つ1つ増やしていく方法が確実です。 
      
        
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	     1. 英文の意味を正確に理解する。 そのためには日本語訳を参照しても構いません。知らない単語や表現は辞書で調べましょう。必要があれば文の構造を分析します。
  
	    2. 内容を理解した英文を繰り返し音読する。 自分ですらすら分かると感じるようになるまで繰り返しましょう。 
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      対象は問題集の英文で構いません。最初の1題はかなりきついかもしれませんが、10題もやり遂げたころには読解力の伸びを実感できるはずです。 
      読解問題対策
      筆記試験の3番や4番では、限られた時間で長文を計5つ読まなければなりません。ここでは、英文の効率的な読み方を身につけるための練習として区切り読みを紹介しておきます。 
      
        
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	     1. 英文を見て素早く意味のかたまりごとに斜線を入れていく。 
	    2. 文頭からかたまりごとに意味をつかんでいく。 
	    3. 文の構造を確認した上で、それぞれのかたまりの意味をつないでいく。
	   
	    4. 正しく理解できたかどうかを日本語訳でチェックする。 
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      文法のところでも触れたように、文法・構文の参考書に掲載の例文を繰り返し音読したり筆写したりすることによって自分のものにしてしまいましょう。あとは、問題演習を通して整序形式の問題に慣れるようにすれば、筆記試験2番の問題には十分に対応できます。 
      
      自分の聞き取り能力を確認するのに最も確実な方法の1つはディクテーションです。手順の一例は次の通りです。 
      
        
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             1. 英文全体を聞いておおよその意味をつかむ。 
            2. 英文を1文ずつ止めながら流し、それを聞いて書き取っていく。 		    3. 書き取ったものを英文スクリプトと照らし合わせてチェックする。 
            4. 聞き取れなかった単語や表現に慣れるために、それが含まれる文全体を繰り返し聞き、それを真似て音読したりシャドウイングしたりする。 
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      シャドウイングのやり方は、英語を聞きながら、聞こえた英語を少し遅れて口真似して繰り返し、流れてくる英語についていくというものです。多少慣れは必要ですが、英語の音とリズムを身につけるのに効果的な練習法なので、是非挑戦してみてください。  
      リスニングテスト対策
      
        リスニングテストの各パートは、ディクテーションや音読、シャドウイングといった上記の学習法を実践して聞き取り能力を向上させることで高得点を取ることが可能です。あとは、本番と同じ条件で問題演習を行うだけで十分です。 
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      リスニングで使用した教材(日本語訳が付いているもの)などをスピーキングの基礎力養成に活用します。具体的には「日本語⇒英語」の口頭練習がお勧めです。このときにあまり時間がかかってはいけません。できるだけ瞬間的に行うようにしましょう。 
      ◎スピーキングの練習をする際には、必ず自分のパフォーマンスを録音するようにしてください。  
      二次試験対策
      
        
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	     問題集で練習する際には、次の枠組みに沿ってイラストの説明や質問の答えを組み立てましょう。 
	    
              
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                   ・イラスト(3コマ)の説明 1つのコマの説明を次の2文で構成する。 1. 登場人物の行動・置かれた状況を述べる。 2. 登場人物の気持ちを述べる。 - コマによっては省略
  
	          ・質問に対する答え 答えを次の2文で構成する。 1. 質問に対し自分の意見を明確に述べる。 2. 1の理由を述べる。 
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  	    初めから英語で説明をしたり解答したりするのが難しい場合には、日本語を利用しましょう。練習の手順は次の通りです。 
	    
              
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	           1. 枠組みに沿って日本語でイラストの説明や質問の答えを作成する。 
	          2. 1で作成したものを見ながら、「日本語⇒英語」を口頭で行う練習をする。 
	          3. 2段階に分けた練習に慣れてきたら、内容を日本語で考えながらも、初めから英語で説明や応答を行うようにする。 
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